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毛先をつまみながら不安そうな表情をしている女性 基本編

セルフカラーであるあるな失敗の原因と解決策
原因別の予防策と解決方法を徹底解説

「セルフカラーで思った色にならなかった…」と焦った経験はありませんか?あるいは、「これからセルフカラーで髪を染めたいけど、ムラになったりしないかな…」と不安を感じたり。この記事では、セルフカラーでよくある失敗パターンとその原因、予防策まで、あなたの「どうしよう」に徹底的に答えます。正しい知識を身につけて、セルフカラーに対する不安を抑えましょう。

01 セルフカラーで失敗してしまう主な原因って?

  • ソファーにうつ伏せになりながらスマホの画面を見ている女性
  • 髪の状態や準備が不十分だった

    セルフカラーで染める前の髪にスタイリング剤などが多く残っていると、染料の浸透を妨げ、失敗の原因になります。また、髪のダメージが激しい部分と健康な部分が混在していると、染料の浸透が変わってしまうため、色ムラの原因に。とくに毛先は傷みがちなので、ヘアカラー剤を塗る順番なども重要になります。

ヘアカラー剤の量や放置時間など手順が正しくなかった

セルフカラーの際、ヘアカラー剤の量が不足すると、髪全体に行き渡らずに塗りムラができてしまいます。とくに髪が長い人や毛量が多い人は、説明書に記載されている使用量の目安を参考に、十分な量を準備することが大切です。また、放置時間を自己判断で変えてしまうと、明るすぎたり暗すぎたりする原因になるので注意しましょう。

選んだヘアカラー剤が髪に合っていなかった

仕上がりイメージだけを見て、自分の髪質や元の髪色を考慮せずに商品を選ぶのも失敗の典型例です。黒髪の人が一度で非常に明るい色にしようとしても、色素を分解しきれず、思ったような色にならない場合もあります。今の自分の髪の状態を客観的に見て、実現可能な範囲の色を選ぶことが重要になります。

02 これってどう直す?セルフカラー「あるある失敗」原因別の直し方

  • 毛先をつまんで見つめている女性
  • 失敗1:残念なまだら模様に…色ムラができてしまった時のごまかし方

    セルフカラーする際のヘアカラー剤の量が足りなかったり、塗り方が均一でなかったりすると、まだらな色ムラが起きてしまいます。完全に均一に染め直すのはセルフカラーでは難易度が高いです。まずは髪を結んだり、編み込んだりするヘアアレンジでムラが目立たないようにごまかすのが現実的な対処法といえるでしょう。まずは、色ムラを作らないために、可能なら前日のうちに髪の汚れをしっかりと落とし、カラーリングの際は髪をブロッキングして塗る順番なども考えながらおこなうことを意識しましょう。

失敗2:なぜか緑やオレンジっぽい色になってしまった時の解決策

髪に元々残っている色素と新しいヘアカラー剤が混ざることで、思い通りの色にならないことがあります。たとえば、赤やピンク系の色素は残りやすいため、そこへブルー系の補色カラーを入れても狙った色味にならず、緑やオレンジっぽく仕上がることも。これは補色関係が影響しており、セルフカラーで即時修正するのは難しいため、まずは自分の現在の髪色(赤み・黄みの強さ)を正しく把握し、赤味にはグリーン系、オレンジ味にはブルー系といった適切な補色を選ぶことが重要です。すぐに直したい場合は、髪型アレンジで一時的に対応するのも効果的ですし、カラーが落ち着く1~2週間ほど後に根元や部分的にリタッチして補色調整するのが現実的な対処法です。

失敗3:根元だけ明るい「逆プリン」状態になってしまった時の直し方

髪の根元は体温でヘアカラー剤の反応が進みやすく、他の部分より明るくなりがちです。この通称「逆プリン」状態を直すには、根元部分にだけ今より少し暗めの色を塗り、毛先の色に近づけるのが基本的な方法。ただし、放置時間は通常よりも5〜10 分程度短めにし、染まりすぎていないか様子を見るのが失敗を防ぐポイントです。

03 もう繰り返さない!セルフカラーを次こそ成功させるための3つの予防策

  • 部屋で髪に白いドライヤーで風を当てている女性
  • ポイント1:ヘアカラー剤の性能を最大限に引き出すための「染める前の準備」

    美しい仕上がりは、セルフカラーする前のコンディション作りから始まります。カラーリングの前日はシャンプーのみで済ませ、当日はスタイリング剤などがついていない清潔な髪で臨むのがベスト。また、染める直前にブラッシングで髪の絡まりを優しくほどいておくと、ヘアカラー剤が均一に広がりやすくなります。

ポイント2:塗り方と時間配分がカギ!「正しい手順」を再確認

少し手間に感じても、髪をいくつかの束に分けて留める「ブロッキング」は、塗りムラを防ぐための重要な工程です。髪が太く染まりづらいえり足や後頭部からはじめて、次に頭頂部やサイド、続いて前髪、最後に生え際の順にヘアカラー剤を塗ることで、髪全体が均一に仕上がりやすくなります。さらに、商品に記載された放置時間をきちんと守ることも失敗を避けるために重要です。

ポイント3:理想の仕上がりを叶える「ヘアカラー剤選びのコツ」

自分の髪質やダメージの度合いを考えて商品を選ぶことが大切です。たとえば、髪が太くて硬い人は染まりにくいことがあるため、希望より少し明るめの色を選ぶといった工夫があります。セルフカラーが初めての方や不器用な方には、髪全体になじませやすい泡タイプのヘアカラー剤が扱いやすいでしょう。

ビューティラボ ホイップヘアカラー

04 これって大丈夫?セルフカラーの気になるQ&A

Q. 失敗した髪、すぐに染め直してもいい?適切な期間は?

焦ってすぐに染め直すのは絶対に避けましょう。髪と頭皮に大きな負担をかけてしまいます。髪の状態にもよりますが、髪が伸びるスピードも考慮して1ヵ月程度の期間をあけましょう。その間はトリートメントなどで髪をしっかりケアして、次のカラーリングに備える時間にしてください。

Q. 頭皮がヒリヒリ痛い!かぶれやアレルギーが出た時の応急処置

少しでも頭皮に痛みやかゆみ、発疹などの異常を感じたら、それは髪と頭皮からのSOSサイン。我慢せずに直ちにヘアカラー剤を洗い流してください。症状が治まらない場合は、自分で判断せず皮膚科に相談することが大切です。

Q. 失敗した髪で明日出かけたい…どうごまかす?

急な外出の予定がある場合、まずはヘアアレンジで乗り切りましょう。髪全体をまとめるお団子ヘアや、編み込みスタイルは色ムラが目立ちにくくなるのでおすすめです。また、太めのヘアバンドや帽子、バンダナといったファッション小物を活用するのも1つです。

05 まとめ:失敗は成功のもと!正しい知識でセルフカラーを楽しもう

セルフカラーの失敗は誰にでも起こりうることですが、その原因と対処法を知れば、もう過度に恐れる必要はありません。経験を次に活かし、正しい準備と手順を心がけることで、理想の髪色を目指すことができます。正しい知識を味方につけて、ヘアカラーを楽しみましょう!