【セルフカラーの最適な頻度は？】
髪のダメージを最小限に！
理想の髪色をキープする最適な期間とケア方法

理想の髪色をキープするため

きれいな髪色を保つためにも、適切な頻度を知ることは重要です。期間をあけずに染めすぎると、ダメージ部分に色が濃く入りすぎて毛先だけが暗く沈んだり、逆にダメージで色がすぐに抜け落ちてしまったりすることも。一方で、期間があきすぎると根元の地毛との色の差がくっきりと目立ち、せっかくのヘアスタイルがだらしなく見えてしまうかもしれません。美しい状態を維持するには、適切なタイミングの見極めが大切なのです。

最低でも1週間から2週間はあけよう

「イベント前にどうしても染め直したい！」── そんなときでも、次のカラーまで最低1〜2週間はあけるのがおすすめです。これより短い期間だと、キューティクルが傷ついたまま回復できず、さらにダメージを重ねてしまうことに。髪の状態が整っていないと、せっかく染めても色ムラの原因になりかねないため、焦る気持ちをぐっとこらえ、髪をいたわってあげましょう。

根元のプリンが気になるときはリタッチが正解

伸びてきた根元の部分だけが気になる場合は、髪全体を染めるのではなく、根元だけを染める「リタッチ」がおすすめです。すでに染まっている毛先部分へのダメージを避けられるため、髪全体への負担を抑えやすくなります。全体染めより使用するヘアカラー剤の量も少なく済むので、経済的なメリットも。リタッチによるセルフカラーの場合でも、頻度は1ヵ月ほどを目安におこなうのがいいでしょう。

染め方で頻度を調整するのが美髪のコツ

リタッチと全体染めを計画的に組み合わせることが、きれいな髪を保つコツです。たとえば、普段は1ヵ月ごとにリタッチをおこない、髪全体の退色が気になってくる3〜4ヵ月に一度だけ全体染めをおこなう、といったサイクルも。こうすることで、常にきれいな髪色をキープしながら、髪のダメージを抑えることができます。

髪を健康な弱酸性に戻すアフターケアが鍵

ヘアカラー後の髪は、染料を浸透させるために使用されるアルカリ成分の影響でpHバランスが崩れ、アルカリ性に傾いています。この状態ではキューティクルが開いたままとなり、ダメージや色落ちの原因に。髪本来の美しさを保つには、弱酸性の状態に整えるケアが望ましいでしょう。自宅でできるアフターケアとしては、カラー直後専用のヘアマスクや、pHコントロールケアのできるトリートメントを使うののも有効な手段の一つです。

洗浄力がマイルドなシャンプーで優しく洗う

ヘアカラー後のデリケートな髪には、洗浄力が強すぎるシャンプーは避けたいところです。髪のうるおいを奪ってしまい、色落ちを促進させてしまう可能性があります。髪や頭皮への刺激が少ないとされる弱酸性のアミノ酸系のシャンプーを使用し、摩擦を避けるように優しく洗うことも一つの方法です。

正しい知識があれば、セルフカラーはもっと楽しく、心強い味方になります。今回ご紹介した頻度やケア方法を参考に、ダメージを抑えつつあなたらしい素敵な髪色を目指しましょう。